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ホットヨガで疲れやだるさを感じる理由は?
心身ともにスッキリするためにホットヨガを始めたのに、逆にレッスン後に疲れやだるさを感じてしまう人がいます。そのような症状を感じてしまう原因は何なのでしょうか。
ヨガは(他の通常のエクササイズと同様に)生活の質を改善し、ストレスを緩和し、心拍数や血圧を下げ、不安やうつ症状、不眠を和らげ、全体的な体調、体力、柔軟性を向上させることが示されています。しかし、一部の研究によると、ヨガで喘息は改善しない可能性があることが示され、ヨガと関節炎の関連を調査する研究では結論が分かれています。
厚生労働省によると、ヨガは生活の質を改善して心身ともに健康になるエクササイズとされている一方で、研究によっては症状改善が見られなかったというデータもあるなど、複数の研究で異なる結果が出ていることが報告されています。
ヨガはあくまで補完医療なので、効果が「ある」「ない」は個人差に大きく依存することになりますが、実際にホットヨガのレッスン中やレッスン後に疲れやだるさを感じている方が一定数いるのは事実です。
そこで今回は、ホットヨガで疲れやだるさを感じる原因として考えられるものをチェックしていきましょう。
好転反応が起きている
好転反応とは、身体が慢性的な不健康状態から正常な状態に戻るときに、一次的に身体に不具合が起こることを指します。ホットヨガ後に眠気やだるさを感じやすくなったり、頻尿や頭痛を起こしたりするのはこのためです。
しかしこれはヨガを行うことによって副交感神経が活発に働き、デトックスが促進されていることの表れであり、身体に良い変化が表れている過程の一部なのです。このような症状が出ても、日頃体内に溜まってしまっている悪いものが出ていると捉え、気にしすぎないようにしましょう。
ホットヨガの好転反応について詳しく知りたい方は「ホットヨガの好転反応とは?頭痛や発熱、蕁麻疹・湿疹や肌荒れなどの症状が続く期間はどのくらい?」もぜひ参考にしてください。

普段身体をあまり動かさない
そもそも普段からあまり運動をする機会がない人にとっては、ホットヨガをすることで身体に負荷がかかっているケースが考えられます。ホットヨガは筋肉痛にはなりにくいエクササイズとされていますが、普段使わないようなインナーマッスルを使うため、中には筋肉痛になる方もいるでしょう。
筋肉痛になると、それが疲労やだるさなどの要因となり得ます。あまり身体に負荷をかけすぎてもよくないので、適宜レッスンに通う頻度やレッスンの強度を調整し、無理しすぎないように取り組むようにしましょう。
高温多湿の環境下で疲れてしまう
ホットヨガは気温38度、湿度60%という高温多湿の状態で行うトレーニングです。真夏の炎天下に類似した環境下で実施するため、大量の汗をかき大量の体力を消費するのがホットヨガです。疲れを感じるのも当然と言えるでしょう。
またホットヨガスタジオは高温多湿環境であるので、酸素が少ない環境でもあります。酸欠状態になると血流の巡りが悪くなり、頭痛を起こすことがあります。
脱水症状気味になっている
ホットヨガは真夏の炎天下と近しい環境下でレッスンを行うため、大量の汗で水分が奪われます。正しく水分補給をおこなわずにヨガを続けると脱水症状となり、全身のだるさや目のくらみにもつながります。
しっかりと水分補給をすることが、健康にホットヨガをする上では重要になります。
ホットヨガに適した飲み物や飲むべき量について詳しく知りたい方は「ホットヨガにおすすめな飲み物は水?飲むべき量やタイミングなども要チェック!」もチェックしてみましょう。

ホットヨガで疲れやだるさを感じないようにするには?
それではホットヨガで疲れやだるさを感じないようにするにはどのようにすればよいのでしょうか。いくつか対処法をチェックしていきましょう。
水分補給を十分にする
大量の汗をかくことでデトックス効果を期待できるホットヨガですが、失った水分はその都度補給していくことが重要です。先ほど述べた脱水症状を防ぐためには、とにかく十分にこまめに水分補給することを心がけてください。
インターネットアンケート調査では、週1回以上運動している人でも、めまい、のぼせ、吐き気、頭痛などの症状が出ていました。ホットヨガのレッスン中には意識して水分補給をし、途中で涼しいところで休憩するなど体調に気を付けながら行いましょう。
独立行政法人の国民生活センターも、ホットヨガレッスン中における水分補給の大切さを発表しています。
食事を改善する
ただホットヨガを行うのではなく、食事の面からもトレーニングをサポートすることにより筋肉痛やだるさ、疲れを軽減させることができます。
筋肉の痛みは、筋肉の組織が傷付き炎症を起こしているサインです。筋肉の繊維の修復を助ける働きのあるビタミンB1、そしてタンパク質が豊富な食材を摂取するよう心がけてください。ビタミンB1は豚肉で、タンパク質は鶏のささみに多く含まれています。
身体の疲れやだるさを改善するために相応しいのはクエン酸です。クエン酸はレモンやライムなどの柑橘類、梅干しなど酸っぱい食べものに多く含まれています。
また脱水症状対策として、薬局で販売している経口補水液や塩のタブレットでナトリウムの補給も心がけるようにしましょう。
さらに、ホットヨガ前後の適切な食事について詳しく知りたい方は「ホットヨガ前後におすすめの食事!ベストな時間のタイミングやNGな食べ物を紹介!」もチェックしましょう!

休養をとる
言うまでもないですが、リラックスするうえで入浴や睡眠はとても有益です。いくらホットヨガでリラックスできたといっても、ホットヨガは体力を使いますし、インナーマッスルを鍛えるという側面もあります。
身体に疲れを感じたときは、無理をせずにゆっくりお風呂に入り、早めに休むことを忘れないようにしましょう。
呼吸を意識しリラックスした状態で臨む
ホットヨガを始めてスタジオに通い始めたばかりだと、最初は周りの環境に慣れないものです。必死に正しくポーズをとろうとしたり、周りの目を気にしてしまってリラックスした呼吸をすることが二の次になってしまうことがあります。
綺麗なポーズをとることももちろんヨガには重要ですが、ヨガではそれ以上に呼吸を意識することが重要になってきます。高温多湿のスタジオで呼吸がおざなりになってしまうと、だるさや疲れといった体調不良の原因になってしまいます。
通い始めからうまくポーズをとれる人は少ないため、それよりまずは呼吸に集中してリラックスすることを心がけましょう。
おすすめのホットヨガスタジオについて知りたい場合は、「ホットヨガスタジオ・教室おすすめ人気ランキング!大手7社を徹底比較!」をチェックしてみましょう。

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